別府式電圧増幅段の検討

  別府式は電流入力カレントミラーに一見すると同じに見えますがやはり違うような気がします。

  以前、
伝達特性で正負対称性を調べる でも調べましたが、別の方法でもういちど調べます。



  これは別府式電圧増幅段を少し改変したもの。




ゲインは18倍となっていて入出力特性もおおむね直線であるが、これは500Ωのエミッタ抵抗の効果である。










  エミッタ抵抗を無くしてみるとゲインは1500倍あることがわかる。



電流入力カレントミラー方式に変えてみる。





  初段gmの封殺効果によりゲインが25倍に激減している。直線性が良いのは、
線形増幅講座  3 単段アンプ で調べてある。

  結論 別府式電圧増幅段の初段はエミッタ接地である。