スケルトン6(2013年版)
2007年のスケルトン6は完全に諦めた。今回はMOS FETのJ48SEPPで出力が取れるように研究してみよう。
ニッコームとスケルトンの部品パターンを用意したのでわりと楽しい。
アイドリングを増すと最大出力が低下する。どこでクリップしているのだろう。
こうしてみると初段がクリップしていそうだ。2段目は非差動化されているのでB級増幅してくれる
だろう。
J103BLはIDSS=10mAのものなので初段の電流を4mAにしても大丈夫だ。
このように変更した。
10W取れるようになった。ソース抵抗を除去するとずいぶん透明な音に変わった。
参考 除去前の特性
回路が決定したのでいろいろ調べてみる。
このくらいのNFBがかかっていることにになる。裸ゲインを調べると出力の大きさによってかなり変わってゆく。
つまり三次歪が出ているということなので、三次歪が多いアンプは出力が上がるとNFBが減少してゆくといえる。
最終回路 ゲイン1にした。しかしiPod直結でちょうど良い音量になるので実用上は十分だ。
(つづく)