完全アンプの出力の詳細

 電流のピーク値が500mAのとき、実効電流は1/√2になる。







  このときの8Ω負荷が消費する電力は1Wとなる。





  実際は−側の波形を見ると500mAに達していない。





  完全にクリップさせる。








  クリップの原因は差動アンプにある。








  初段電流を無制限に増やすと500mAまで達するが20mAくらい必要。この要因は2N3055のhFEの
非直線性によるもの。東芝だともっと良いはず。

  山が低くなる原因は終段TRにある。





  完全アンプでは終段TRが二次歪みをもたらし、初段差動アンプが3次歪みをもたらすしくみになっている。



  
二代目空氣忍者と完全アンプIII。さて、また聴いて見よう。