真空管版D−NFBを調べる
いきなり反転アンプでD−NFBをやるもんだからわかりにくかったのです。
まず反転アンプ
これにPG帰還をかける。
ゲインの関係はこのようになる。黄色が無帰還で黄緑が帰還。
歪信号抽出ポイントを探す。
これでD−NFBの定型パターンになる。実はこれではゲインが不足するので実際には初段にゲインをもたせることになる。
三極管を用いるのは直結でPG帰還を実現するためです。反転NFBアンプにもう一度D−NFBをかけるのが野呂氏の
アンプの本質で(D−NFBはNFBではなく歪打消し)、超三アンプは反転PG帰還アンプを電流ドライブすることにより極限
まで帰還をかける仕掛けです。
おそらく前者のほうが低歪になるのだと思います。
これはfo付近の電流ディップを観察したもの。帰還ポイントを変えても電流正帰還のふるまいは観察できなかった。
(電流正帰還によりディップが深くなる。)