DGドライブを調べる
ドレイン・ゲート間のR2を電流ドライブする。よく見かける方法である。いわゆるPG帰還と同じで、100%近い帰還がかかる。
出力インピーダンスを調べてみよう。
出力インピーダンスは0.2Ωになる。
簡単な実験回路
この場合電流はドレインからでもソースからでもどちらから取り出してもよい。電源が簡単になるのでソース側から取り出してみる。
ゲート、ドレイン間駆動回路を忠実に書くと、ソースフォロアと同じであることがわかる。
作る前に調べてみる。
出力インピーダンスは0.75Ω、ゲインは1以下であることがわかる。
もういちど最初の回路に戻る。MOS-FETは5極管に相当し、抵抗R2は三極管に相当する。
超三アンプ
まずソースフォロアの回路を書く。
電流の取り出し口をドレイン側にする。
抵抗を三極管に置き換える。
これらの操作によって超三アンプが姿を現す。
半導体版DGドライブアンプ
この回路の上下の出力段の対称性は、シミュレーションノート No.151 で確認して下さい。
対称性はよいとして、このような独立フォロアの電圧合成は貫通電流が生じる可能性があり危険と思う。
作るのはやめておいたほうが良いかもしれない。