ODNF
このように結線するとODNFになる。副アンプのゲインを自由に設定できるようにした。
このように副アンプのゲインが大きいほど歪みが少なくなる。
このことはこう考えれば理解しやすい。
ODNFアンプの歪み低減の本質はNFBなので、ODNFアンプは等価なNFBアンプに書きかえる
ことができる。この場合は、等価アンプの裸ゲインを大きくして、その分NFB量を増やしたことに
相当する。
主アンプと副アンプのゲインが同じ場合
主アンプの小信号でのゲインは23倍位だが、改善度を増やすため帰還量をわざと多くしてある。
レベル合わせ(未結線時)
以下ODNF時
このように反転入力には歪成分が入力されている。NFBアンプと等価とは言っても、やはり
このあたりの状況が音に違いをもたらしていると考えられる。
副アンプのゲインを大きくしていった場合
さきほど述べたように、NFB量が増えている状況だが、見た目はこのように歪信号が拡大されて入力される。
帰還量については、原則的には主アンプのゲイン分の1を用いるが、ずれた場合について
見てみよう。
このようにゲインがわずかに変化しているのがわかる。
NFBアンプとして考えれば、同じアンプでNFBをわずかに変えた状況に相当するので
歪みは130kのほうがごくわずか良いと考えられる。
またこのことは副アンプの出力の大きさに関係するため、副アンプの歪みが無視できない
場合は、副アンプ出力を最小にするのが望ましい。