負性抵抗モジュール

  負性抵抗を電圧源で振ると、電流が変化する。電圧が上がると電流が減り、
電圧が下がると電流が増える。ちょうど抵抗の場合と逆である。


  下の回路は能動素子を用いて負性抵抗を実現したもので、−40Ω
に相当する。(交流的に負性抵抗としてふるまう)


電流( mA)



  電流源で振っても、電流の出口を作っておけば全体としてプッシュプル
のような動作をするかと思ったが、そうはならない。




  電流はほとんどモジュールを貫通する(没)。

  あくまでも電圧出力で駆動するしかない。

検証





  電流の位相が入力電圧と同じになっている。原因としては、負性抵抗器の
ドレイン電位が低くなりすぎていることが考えられる。超ハイインピーダンスの
ものを工夫してみると可能かもしれない。



研究

  内部のゲインにより動作範囲が変わってくる。







 バイポーラーは範囲が広くなるがカットオフしやすい。




製作




  ダブルの定電流回路で、ひとつが反対向きに励振する仕組み。二端子負性抵抗器としては
ひょっとして世界初かも。


NFBをかけてみる。






  直線性は改善したが、動作範囲はやや狭くなった。

NFB前



直結化

  DCアンプです。