理想オペアンプは発振しない



  理想オペアンプは利得、位相ともフラットなため負帰還で発振することはありません。




  位相補正されているオペアンプ











  1ポールオペアンプのモデル








  これも負帰還に対して安定です。

  もしこのようなアンプで十分な裸ゲインが取れれば理想的なワイドラーアンプになります。しかしJ−FET
で最大gmのK147は40mSですし、バイポーラもほぼそのくらいですから、実現は難しいと言えます。


  2ポールアンプのモデル





  帰還後ピークが生じています。


   1ポール補償





  −6dB/Octの部分が出てきますが、180度に向かって位相は回転してゆきますから、
ぎりぎりのところで安定していると言えます。






   ステップ補償





  1ポール補償に比べ位相の回り方が緩やかになっています。