野呂さんの発明による按摩増幅器です。

  按摩という名称は、スピーカーの肩こりを改善するという意味です。

  そのままを理解するのは相当難しく、当シミュレーションノートでも性質から仕組みを推定する
くらいまでしかできませんでした。



  出力インピーダンス(電流源スイープ法)






  低域では8Ωを打ち消しています。




   Zo=−6Ω?


  速度特性、加速度特性

  スピーカーのモデルは定数を若干変えました。




   加速度特性



  速度特性



  この二つの特性の変化はあとで見るようにスティフネスの低下を示唆します。

  検出電流


   低域では負性インピーダンス??、高域では電流出力アンプ。







  ここの電流を見てみます。これだと負性インピーダンスっぽいですね。




  出力電圧の比較




  このモデルでは、1/Cはスピーカーのスティフネスを表します。

  Cを大きくしてみる














  このような変化が生じます。

  按摩増幅器でためしてみると、






  入力Cショート


  ほかの要素が加わっているのか、動作が不安定なのか。

(終わり)