SRPP実証回路

  対称性にこだわるなら五極管かJ−FETとなりますが、スクリーングリッド
の処理が面倒ですからJ−FETで作って見ます。

  J−FETの特性

  ソース抵抗を入れています。






  電流増幅率が1となる抵抗値を決めます。








  上の方法では47Ωですが、実際の回路では少し違ってきます。





  68Ωを採用しあとで検討します。

  出力ポイントの電位を調べます。





  DCスイープ



  CをいれてNFBもかけます。







  オープンゲイン




  仕上がり特性




  周波数特性





  オープンループの方が広帯域というのは初めてみました。逆ではないか
と思ってしまいますが、どうも正しいようです。

  出力電流をカーブトレーサーで見ます。










  68Ωのほうが対称性は良いようです。




  NFBをかけた状態で調べてみました。











  ほぼ予想どおりの結果が得られました。これは近いうちにパワーアンプ
として登場する予定です。

   三極管やV−FETで作った場合は残念ながら決してこのような特性は
得られません。


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