MFBアダプターの評価
MFBアダプターの効果もだんだんと周知されるようになりました。
kontonさんが電流正帰還がどのくらいかかるのかシミュレーターで
調べておられるのでそれに倣い私もやってみました。
見なれたカーブはスピーカーをシミュレートしたものです。
R17を増減して電流出力アンプを調べます。
0.1Ωが電圧出力アンプ、100Ωくらいでインピーダンスカ−ブがじゅうぶん
描けます。
仕上がりゲイン20倍くらいの高NFBアンプにMFBアダプターをつないだものです。
foでのディップこそが、電流正帰還MFBの効果ですが、5kΩを越えるとだんだん
谷が浅くなるので5kΩくらいが適当なようです。固定でやるなら4.7kΩを使えば良い
でしょう。
こんどは電流で見てみます。
電流=ボイスコイルの動きと考えられますから、電圧出力アンプの方が特性が
フラットでないことがこれでよくわかります。
どんな低インピーダンスなアンプでもインピーダンスが正であるかぎり、スピーカー
の共振は止めることができず、foにおける共振電流の増大、信号電流の減少が生じて
いるわけです。
アンプの電圧特性だけを見て特性フラットと信じている人は実は狐に化かされている
のだということがこれをみるとなんとなくわかる気がします。
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