三角波の研究

  シミュレーター上で増幅器の直線性をみるには、DCスイープ
が早くて便利ですが、直結アンプでしか使えません。

  真空管アンプの場合は三角波を使うことによって同様のデータ
を得ることができます。



  出力段の歪みを見るために、1kHz、±80Vの三角波でドライブします。
信号が安定する10ミリ秒後から10.5ミリ秒までのトランジェント特性を
図示させます。この間に入力が−80Vから+80Vまで変化します。

  

  五極管接続


 ウルトラリニア接続


  三極管接続


  これでみると五極管接続は歪みが多いです。NFBか歪み打ち消しを
使うべきですが、ウルトラリニアも結構素晴らしいではありませんか。



  小信号時では一応通りますが若干ヒステリシスがあるようです。



  参考 三角波のスペクトラム



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