ポピュラー音楽を聴くシステムはどのようなチューニングが良いのでしょうか。

一例としてポールマッカートニーのアルバムより"That would be something"をとりあげて
みます。この曲はへ長調になります。ベースギターのフレーズを周波数で表すと、



  音の出た瞬間をスペクトラムで見ると、ひとつの音がこのようにいくつもの倍音からなることが
わかります。(ライン入力時)





  これも同じです。






  ベースギターの上限がこのくらいです。

  結論としては100〜300Hzくらいがよく出ていなければ、ベースギターの音は聴き取り
にくいのではないかということが言えると思います。

  できればバスレフポートのfdを100〜150Hzくらいに持ってきたいところです。そうなると
ユニットはかなり限られてくるでしょう。

  註:数字が合わないのはCDの録音がA=440Hzよりやや低いため


  ここで耳でチューニングするための曲を紹介しておきます。

 アルバムMcCartneyより”Momma Miss America”の終わりの部分です。



  だいたいの周波数ですが、ベースの基音はこうなっています。同じ強さで弾かれているので、
強弱でディップなどを判断します。

  CDが無い人のためにMIDIファイルをつくってみました。  
base.mid



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