アンプによるスピーカーの歪の打ち消し実験

  シングルアンプの豊富な2次歪を使えば、スピーカーの2次歪を極性によっては打ち消すことが
理論上できるわけです。

  打ち消した方が良いのかどうかは、まだわかりませんからこれは可能かどうかを調べる単なる
実験です。

  それにはまず2次歪をだすようなスピーカーを探すことから始まります。分割振動領域は3次歪で
すから、中低域に着目します。

  これなんかいいかも。


  これも候補として有力です。



 さて2次歪を出すアンプはというと、



  低域にいくほど、3次歪との差がなくなりますからよくありません。



  これが有望です。



  これも有望。




  完全アンプは低域では歪が少なくなっています。


  実使用ではフルレンジはアンプを選ぶので、アンプは真空管、半導体の両方あるのが望ましいです。

    鎌倉 ------- 自由創作アンプ

    Seas ------ 電流演算接続アンプ

  という感じです。


  さてもしこれがうまくいったとしても、まじめに追求してはいけません。このような直列接続の場合、2次と2次で
4次になってしまっているからです。対称合成は2次のままですからまだ性質が良いのです。

  これは瞬間芸のようなものですから、結果だけぱっと見せて終わりです。












(終わり)