国産フルレンジ7種
FE83とFE83E
基本的にはよく似ていますが、FE83Eのほうがピークが若干丸くなっています。
このように高域は分割振動なのでこれをツイーターとして使うのは、邪道です。
スコーカ−としても使えません。フルレンジ以外で使うとしたらやはりウーハーに
なります。
伊集院 FF85K vented 0.7L
fd=55Hz
FE83と比べるとエッジの音が目立たなくなっています。聴感でもピークが分散して聴き易いと感じた
ところです。センターキャップはボイスコイル直結になっています。
FF125K vented 3L fd=110Hz
シンプルでストレートな作り。FF85Kの方が高域が伸びている。
Pioneer 8cm 1.7L fd=130Hz
エッジレスなのでエッジ共振の部分が特異な形をしています。ストレートコーン
なので+分割振動のモードは単純。
ペリスコープ FE103E vented 1.2L fd=93Hz
密閉 FE103 closed 1.1L
Eとはいろいろと違うところが散見されます。コーンも違うしセンターキャップの形状
も違うのでどれがどうかはよくわかりません。
アンプによる違い
2way
パイオニア製市販スピーカー
マイクの位置でかなり変わります。(上はややツイータ寄り)
ユニット毎に特性をとるべきですかね。
自作スピーカー
エッジ共振がこんなにはっきりでるのは5cmくらいの近距離にマイクをセットしている
からです。メーカー発表特性図ではこのような特性図はみたことはありません。
このようなとても役に立つ特性図がでないのはおかしいのではないかと思いますが、
言っても詮無いことなので知りたい人は自分で調べましょう。
参考
負性インピーダンスアンプの効果
2.3L
fd=90Hz
このように必ず肩特性が変化します。高域は少し低下。