FE103Mバスレフの測定



   
  箱の特性


  ダクトの共鳴はかなり効いています。負性インピーダンスでピークが4.4dB変化します
が、これはFF125Kの場合の7.3dBより少ないです。

  磁気回路が強力なほうが電流正帰還はよくかかることの証明のようですがまだよくわか
りません。



   3とか4で見られるエンゼルフィッシュのような形は、よくみかける波形です。バスレフや
密閉の過渡特性はこんなものです。電流正帰還ですこし改善されています。


  測定の範囲ではダクトの直線性は良好のようです。


 付録

  MFBがかかったかどうか耳でききわけるのは難しいと思いますが、ポイントはあります。

  1 エレキベースの音がまるでトロンボーンのように持続して聴こえる。

    ふつうのシステムまたは破綻しているシステムだとボワッという感じになります。

  2 オーケストラなどで音が明瞭になる。

  3 音量を上げたときに音があばれずに落ち着いている。

   今回は3に気をつけて試聴を行いました。よくできた電磁制動アンプでも3は成り立ちます。