FF125Kバスレフの測定
容積3L、ダクトチューニング100Hzといったところです。
たったこれだけの仕掛けですが・・・・
最初から速度型といっていいくらいQoが低いため(Qo=0.25)、強力電源の半導体
アンプならなんでもOKです(別に電流正帰還アンプでなくても)。
インピーダンス特性
電流出力アンプ(Zo=1.9kΩ)でQmsを調べます。カーブを読み取りQmsを計算します。
Qms=2.8
電磁制動による電流の減少を見ます。500Hzのレベルより-17.9dBになっています。
負性インピーダンスアンプではさらに7.3dB下がっています。
3Lの密閉箱に入れたときのインピーダンス特性を見ます。実はこれで、Vasが計算できます。
Vas=5.9L
箱を調べる
計測
ダクトの音圧をマイクが拾っている可能性があるので、あまり参考にならないかもしれません。
理論どうりになるのは密閉型か裸ユニットにおいてです。
Ductの音圧特性は素直なものです。負性インピーダンスでQがやや上昇します。
コーンについてはうねうねが多いように見えますが、あとで速度特性だけを見てみます。
電磁制動履歴
電磁制動では信号カットオフ時に電圧のオフセットがあり、負性インピーダンスでは
オフセットがありません。
また−3Ωでは信号カットオフ後の波形が一致しており、強力にMFBがかかっていることが読み取れます。
これは磁気回路が強力だと電流正帰還が効果的だということを示します。
Voice coil movement after cutting off
信号カットオフ後の電流は、ボイスコイルの速度を表していますので、これをみるとそんなに
うねうねしてはいないことがわかります。