2003年スピーカー工作?
FOSTEX FE103Eを購入
ペリスコープにマウントしてテスト(というか常用機である)
(旧 フェイズ ブランド工房のような機器群)
FE168Σ パルプ
FE103E 芭蕉の仲間の多年草の繊維
FF85K ケナフ+バイオセルロース
コーンの色が違います。
今回FE103から、FE103Eに換えて聴いています。コーン以外の基本部分は同じですが、
明らかにキャラクターに違いがあります。一長一短のような気もしますが、パルプの素直さとは
ちょっと違うようです。
私位になるとスピーカーを介してアンプの音を聴いているようなものなので、できるだけ素直な
スピーカーの方が良いのです。2ウェイにして違いがよくわかるかと言うとそんなことは全然ありませ
ん。
どういうところで差がわかるかといえば、ふつうは楽器のパートの質感、余韻の出方に注目します
が、音数が増えたと感じることもたまにあります。アンプの情報量があがった場合にそうなるようです。
だいたい名手のアレンジだと楽器の音もきれいに録られていますから、テストに使うCDは専らそう
いうのに頼っています。
エージングとサイン波音色テスト
FE103Memorialのときは、装着してその日の夕方には澄んだ音になった経験がありますが、これは
第1日目は良くなりませんでした。フリューゲルホーンのたくさん入った某CDで、聴いていて耳が痛くなり
これは駄目という結果でした。
翌日、ひょっとしてピークがわかるかもと思い、音圧特性を調べてみました。
これではなんとも言えませんが、実は調べている途中で異変に気づきました。サイン波スイープ中に音量を
上げると、あるボリューム以上で方形波の音に変わってしまいます。
ものすごく歪んでいるということですっ。
私のアンプのせいということも考えられるので、サンスイのアンプでも確認しておきました。不良品かもと思い、
もうひとつのスピーカーでも症状確認しました。
確かに蚊が鳴くような音量ではいやな音はしません。
とうことでリハビリ開始しました。
リハビリ方法
あまり症状のでない音量で音楽を鳴らし続け、ときどきサイン波音色テストをして改善度をみる。
200〜2kHzのサイン波スイープ信号CDをかけてボリュームを上げ下げする。
少しずつ症状が改善してゆけばOK。
#症状が出る状態で鳴らし続けると駄目になるのではないでしょうか。
経過報告
テストすると左右で回復に差があるようです。悪いほうをよく観察するとコーンのかたちが正円では
ありません。
歪んだ状態でボリュームをさらに上げてゆくと、澄んだ音になる現象が見られます。この領域まで
上げたり下げたりすると改善が進むようです。
4日目にはテストで症状消失しましたが、その後もできの悪いほうの音は少々おかしいようです。
近いうちに買い足して選別してみようと思います。高いとはいえローコストユニットですから(??)、
そのくらいの使いこなしの努力は必要かもしれません。
その後音のきつさについては、アンプの左右差の問題とわかり、スピーカーの差は軽微なものと判明
しました。
スピーカーを左右いれ替えればすぐわかることでした。
研究ノート
の式をシミュレータで確認
密閉箱のときのQの変化