半導体カーブトレーサー
三角波のオフセットしたものを作ります。
これによってドレイン電圧を0〜20Vのあいだでスイングします。
実測例
gm=0.88S
海外製 SMLと印刷されているもの
gm=1.0S
海外製 三本の矢が印刷されている物
この2つは同じものと推定できます。断定はできませんが、日立製とは別物のようです。
K1529
バイアス電圧を 2.5V , 2.8V , 3.1V ,3.4V
とすれば、5A以内におさまる。
J18
0, 3, 6, 9V とすれば4A以内に収まる。
K79
0, -0.3, -0.6 , -0.9V
とすれば20mA以内に収まる。
どうやっているのか全く見当もつかない人のためにやりかたを略述しておきます。
1 上図の接続で、バイアス最大の状態でドレイン電圧がACレンジで6.4Vとなるように
調整してアンプの電源を切る。これでほぼ0−20Vの変動となる。
2 三角波再生、アンプ電源ON、Wave Paseri録音開始、バイアス電圧切り替え
(例 1V、2V、3V,4V,5V)をすばやく行い、アンプの電源を落とす。
3 wave fileとして保存し、wave spectraで開き再生する。波形モードで観察し、
ポーズした波形をWinshotでBMPファイルとして保存。
4 波形を同じ大きさに切り、JTRIMで重ねあわせ合成を行う。
5 スケールをいれて、波形の右半分を消して完成。
欠点としては、ASO範囲の長方形の範囲しか見れないということですが、MOS−FET
の場合は右のほうは水平な直線なのでそれほど困りません。
本末転倒のようですがよくASO図を確認し過電流が流れないように測定します。
J18
動作確認しました。プリメインアンプには保護回路装備のものを勧めます。
J1,J2をサウンドボードのL,Rに入れるとWave
spectra上でリサージュを描かせることができ、
これでもカーブトレーサーになります。
例
この場合はサイン波でもかまいません。