歪み率測定自動化の実験
普通は負荷にかかる電圧を手動で調整しつつデータを採るが、このような方法もある。
まず1kHzサイン波の系列データを作る。
−3dB
−7dB
−10dB
−13dB
−17dB
−20dB
−23dB
−27dB
−30dB
−33dB
これをテストディスクとしてCDにしておく。
これを使いレベル設定後パソコンに自動録音する。その際出力電圧をメモする。あとはゆっくりデータを読み取る。エクセルの式を
少し変更しておけば正しく描画してくれる。
まずiPodで測定してみた(iPodはこの方法でないと測定は無理)。
iPod shuffleの音のよさがこれで示された(世界初かな?)。
参考資料 20071227iPodshuffle.xls
三つのヘッドホンアンプについて測定した。
手動と比べてまあまあの結果。
ポータブルCDプレイヤー
カセットデッキ
やはり三次歪機器だ。その割りに5、7次歪が少ない。ともするとノイズレベルより小さい(??)。このへんに
聴きやすさのヒントがあると考える。
つまり実力的には5、7次歪のレベルの機器であり、2、3次歪は音色の素、ノイズは大脳の働きで
ある程度リダクションされるということ。
でもまあiPod shuffleの優秀さは認めざるをえない。
まこの特性はどんなに努力してもこの程度なので致し方ない。実際これをスピーカーで聴くと粗がわかる。
しかしイヤホンで聴く分にはそんなにわからないしレンジがコンパクト化されたメリットもある。つまり若干
耳にやさしいのである。