SIT パワーアンプ II

 トランス電源の良さがわかってきたのでSITアンプをもう一台作る。

 これが今回の元になるSITアンプ。2018年に作ったアンプのシャーシを替えたものである。カプラーを使った回路で作り直す。




昔の回路





音を聴いてみると大変ナチュラルな感じがする。さすがはSITだ。

 今回は製作にあたってあらかじめパーツを準備してから行う。




 部品のせが終わったが劇的に早くなったわけでもないようだ。10分程度の改善だがパーツの準備に
その位はかかっている。






回路図と基板図を示す。









最初のテスト。初段に1.5mAづつ流れている。




出力段のバイアスの生成を見る。2.4Vくらいになっている。




バイアスシフト回路が正常に動作しているか見る。MOS FET 5個で14. 3Vなので大丈夫である。外についている基板は
電源電圧をコントロールするもので、後で素子の出力特性の測定に利用する。










アイドリングが調整可能になったので、このアンプを利用して2SJ18の伝達特性を調べた。











似たもの同士をペアにする。かけ離れているとオフセットが調節できなくなる。 1-4、2-3と今回は丁度うまくいった。

 放熱器の温度を監視しながら試聴中






キース・ジャレットのサンベアコンサートがこんなに良い音で聴けるとは。彼がまだ30代の頃の演奏だ。