SIT パワーアンプ


 次に同じコンセプトでソニーのVーFET 2SJ18を使ったアンプを作る。電源部を作り、
予備実験を重ねてやっとサイン波が通るところまできた。








回路図と基板図を示す。





基板作りの様子






 接続の確認のためにシミュレーターで見たところ。サイン波が通ってゲインもある。







基板が出来上がったので電流メカとしてのテストをする。ようやく合格したので、最終調整を行った。

Rch



Lch



どちらもアイドリング50mA付近、オフセットも数ミリVに調整できた。


  FE103SOLを鳴らしている。



  バイポーラ、MOS、V−FETのなかでは一番すっきりしているという印象がある。K180と違って高域は良く伸びている。

 運用して見るとDCオフセットが変動するのと、ポップノイズが大きいので気軽に聴くためには対策が必要だ。






遅延回路とMOS FETの電子リレーを入れる。ACアンプ化の電解コンとショートピンも入れてある。ショートピンは
電流メカに戻して電流調整する時に役に立つ。








基板を直しているところ。





 ミューティング機構(遅延回路+電子リレー)をつけ終わったので調整して運用している。




 タワーのようになっているが下からVーFET(SIT)、MOS FET、バイポーラ、IC(LM3886)となっている。
すぐ切り替えられるようにスピーカー出力端子は統一した。

 音を聴いて言えることはVーFETとMOS FETはよく似ている、バイポーラ、IC(LM3886)は前二者と似て
いないが音が綺麗ということだ。