6C19P OTL ミニワッター II
今回6C19P OTL ミニワッター
を革新する。配線をより細いものに変更し、基板は新しく作る。
これまでのアンプと基板。
このアンプの最終的な特性。初段電流を調整した。
新しい基板を作っているところ。
ビニル被覆線を色々購入した。
AWG24
AWG22
AWG20
AWG20で良さそうだ。とりあえず配線をし直した。
随分簡素になりぎゅうぎゅう詰めでは無くなった。中のパワートランジスタが無くなったので放熱的にも有利である。
定格と出力特性
出力特性から伝達特性を読み取る。
バイアスが-55Vの時12mA流れると予想される。そのようになるよう定数を決定する。
回路図と基板図を示す。
負のバイアスを作る抵抗を22kΩにして調整したところ。-54Vになった。
真空管をつないでアイドリングとオフセットを見る。調整すると10mA、14.8mVとなった。
このときの初段の電流は1.6mAである。
ショートピンを外して無帰還アンプとして測定した。
完成したので音楽を楽しんでいる。
今まで聴いていたのは何だったのかという程のレベルである。高域の爽やかさとエコー感、低域の高忠実性、
これらはこれまで聴いたことが無い領域だ。
ヒーター電源は今のところACアダプターに直に接続されているので起動時のラッシュカレントでACアダプターが気絶する。
4回ほどオンオフすると電流が流れるようになる。これには解決法があるので試みた。
このような基板をつけてやれば定電流化するので一発で起動するようになる。
RとVRは今回必要ない。
実験して一本当たりのヒーター電流が0.9A、トランジスタのエミッタコレクタ間の電圧が1.1Vになるよう定数を決定した。
これでとても便利になったが音が微妙に変わったような気もする。