各種ヘッドホンアンプの音質評価


今回驚いたのはこの6418ヘッドホンアンプ。聴いたことのない不思議な音がする。音の佇まいがほのかに輝くようで
各パートが全部聴こえてくる。オーケストラもスティーリー・ダンも。考えられるのはAKGのヘッドホン、真空管、バッテリー
駆動という要素だろう。





それでNutubeのバッテリー駆動のものを持ち出して聴いてみると、わりといい勝負でNutubeの方が繊細で綺麗な音がする。
イヤホンで聴いていた時はそこまで分からなかったのである。



ちなみにこのアンプはFETバッファとTPA6120Aの出力用ICが奢ってあるいい造りのものである。




6428との比較用に急遽同じ回路でNutubeアンプを作ってみた。




 これはちょっと平凡な音だった。

 次にYAHAアンプを聴いてみる。



これは文句なく素晴らしい。真空管の良さがあり、ダイナミックな音である。

 さていよいよハイブリッドSEPPを聴いてみる。





YAHAアンプもハイブリッドSEPPも目が眩むような美女だとすると、こちらの美女の方が気品がある。

 オール真空管SEPPも聴いてみる。



これもまた素晴らしい音だが何か昔の時代に戻ったような雰囲気がある。

 オールミニチュア管のSEPP。



 これは出力にも余裕があるし角がなく楽器の鳴りっぷりがいい。まるで生楽器のようだ。真空管アンプの特徴だ。

 12AU7ハイブリッドSEPP




柔らかく精密で清涼、言うことのないアンプだ。これはこの後パワーアンプに変身する。