12AU7 ハイブリッドパワーアンプ

山水ブランド(橋本電気)のトランスが製造されているのだという。



緑色の方が有名なSTー32である。

 これを1.2kΩ対 8Ωのマッチングトランスとして使う。出力は0.2Wである。





 このように12AU7 ヘッドホンアンプに乗せて使う。

 FE103SOL(16Ω)で聴いてみる。余韻が多くとっても甘い音がする。まるでトルコのお菓子のようだ。ささやかな幸わせである。

 測定ではこのようなものだった。



回路図とトランスの基板図を示す。











各種トランスでデータを取ってみるとST-32で59mW(歪率6.4%)、ソフトンMT-128で51mW(歪率10%)、
5Kアウトプットトランスで26mW(歪率10%)となった。ST?32で十分であることがわかったのでこのシステム
で聴くことにした。写真ではAT?403?2に挿し替えて聴いている。これも使えると思う。




今回わかったのはSEPPアンプにトランスを使っても音が損なわれていないと言うことだ。性能は無論アップしている。

参考