ECC88 YAHAヘッドホンアンプ ポータブル

スロバキア製ECC88が届いた。調べてみるとこれはE88CCと呼ばれているプレミアムバージョンのものだった。





このように6N1Pで準備していたが、こちらの方がヒーターの電力消費が少ないので乗り換える。  




この辺まできた。




ECC88のヒーター電流は365m Aで6N1Pと比べ半分である。



 回路図と基板図。ヒーター回路は定電圧なのでこの定数で大丈夫だ。






この辺まできた。配線が終われば基板ワークだけになる。




配線が終わったところ。これから配線の無謬性を証明して行かなくてはならない。単なる目視ではなく電気的、
物理的に証明する。  






珍しい12Vバッテリー。暖房ジャケット用に開発されたものらしい。接続コードは合うように自作した。




 +12Vが来ている事を確認する。




 LEDが点灯することを確認する。




 ヒーター電流は311mA流れている。




ヒーターの点灯が目視できる。




レギュレーター用トランジスタにはC2837を用いる。







プレート電流が大きすぎたので回路を変更した。レギュレーターの定数も変更した。






ゼロバイアスにしたところちょうどいい電流が流れたので、オペアンプ部も簡略化できた。

 プレート電流は0.14mAと0.12mA。



 ヒーター電流は314mA。




 音楽が無事聴けたので特性を調べた。普段は逆で、特性を調べてからでないと安心してヘッドホンを繋げない。



完成写真

このようなシステムとなっている。アルミ製のシャーシがヒートシンクになっているのでレギュレーターTR
の放熱は効率よく行われる。