6418 ヘッドホンアンプ

電池管(レイセオン6418)が入手できたので作ってみる。




真空管としてはこのような位置づけになっている。



 データシートを元に大体の定数を決めておくが、最終的には実験で決定する。




回路図と基板図を書いた。






 作り始めたところ。




 

プレート電流を0.1mAに調整した。このときのヒーター電流は8.2mA。三極管接続に変更している。




オペアンプの部分を完成させて特性を取った。Ipが減少しているがこのまま測定した。



 プレート電流の最終確認。0.052mAと0.044mAになっている。ゼロバイアス動作でこれである。0.1mA が望ましいと思うが
しばらくこれで聴いてみる。



 両チャンネルから音が出た。これからモバイルバッテリーとともに散歩に持ち出して音を確認する。部屋で聴く より
もよく分かるのである。





イヤホンではそれほど気にならなかったが、32Ωのヘッドホンで聴くとホワイトノイズのような残留ノイズが
とても気になった。 試しにDC DCコンバーターに銅箔テープを貼ってみた。効果は無かったがカスタム感が
出てきた。




もちろんこのアンプはポータブルで活躍するが、据え置きでも120Ωヘッドホンで聴くととても良いことがわかった。
高音から低音までバランスよく出てくる。また感度が下がるためか残留ノイズが気にならなくなるのである。





暫定回路。悪くないのでしばらくこのまま聴いてみる。