真空管ヘッドホンアンプ II

最初に作った終段3パラのヘッドホンアンプは手を入れてみたが出力倍増には至らなかったので
スリムな回路に改造する。

 不要な部品を外したところ。すぐ使える部品もあるかもしれないので大事に取り分けた。



真空管を取り付けたところ。終段には三極管5744WBを採用する。




ヒーター点灯テスト




ここまで来た。







回路図と基板図を示す。








初段のプレート電流を調整する。約1mAに調整できた。




終段のカソード電流を見る。約4mAになっている。



引き続きもう片方のチャンネルを作る。

 初段プレート電流




終段カソード電流


 完成した。





測定と試聴

 思ったより出力は出なかったが、3パラの実験の時と一致しているのでこれで良いのだろう。音を聴くと
SEPPと似た音で、出力の不満は感じられない。低域も普通に出ている。出力Cは高耐圧ノンポーラー+フィルム
という構成にした。







SRPP

 出力は充分だが欠点としてはゲインが小さいことである。やや使い辛い。音はSEPPと似ていない。
出力Cは 高耐圧電解+フィルムである。







 SEPP  

出力に余裕があるし、音のキレや爽やかさは申し分ない。ヘッドホンアンプの最高峰という感じがする。
出力は 直結ではなく高耐圧ノンポーラー+フィルムを採用した。