真空管ヘッドホンアンプ

サブミニチュア管のお蔭でこのようなヘッドホンアンプが実現する。







インピーダンス120Ωのヘッドホンもあるという。OTLアンプの実験に適した環境だ。



丸ピンIC用ソケット、丸ピンIC用連結ソケットを付けたところ。サブミニチュア管は 連結ソケットに半田づけする





サブミニチュア管を付けたところ。



 シャーシに収めてみる。






アンプ基板が完成した。一段増幅、カソードフォロアーという構成で、初段0.5mA、終段4mAという設定になっている。




出力カップリングCの極性が合っていないとまずいので、出力の極性を何度も確認した。-12V、-4Vになっているようだ。
スタートが-120Vなので電圧が安定してからヘッドホンをつなぐ。




120Ωのヘッドホンは入手してある。










聴いた感じだとまだまだ出力が足りないようだ。曲によっては小音量できれいに鳴ることもあるという状況だ。


回路図と基板図を示す。








これは出力不足だった。この基板を改造して終段3パラにすることができるのでやってみる。










小音量だがあらゆる曲が聴けるようになった。凄まじくいい音である。




測定した。1mWだがこれで妥当なのかよくわからない。



歪みは多めである。


出力1mWというのは少なすぎる気がするのでシミュレーターで再現してみる。

シングル









3パラ








1mWというのはシングルで可能であることがわかる。3パラでは10mWが期待できる。

 5744WBシングルを120Ω負荷で測定してみると、こちらはうまく行っている。




6N12Bの3パラはこれでギリギリ安定なようなので、5744WBの2パラが有望になってきた。


純真空管のヘッドホンアンプが2台完成した。どちらも出力Cにフィルムコンを入れてある。
低域は犠牲になるが、 安全性を優先した。