真空管プリアンプ

  ハイブリッドでないのを作ろうと思う。







このようなのを考えたが、実験中に5極管をどうやら壊してしまったようだ。





 真空管は再注文するが、このようなものをまず作ってテストしてみる。

 トランジスタのエミッタフォロアをつけてみた。





出力カップリングCを付けて、NFBもかけてある。





  
出力はとれているようだ。



レイセオン社の五極管を入手した。



 ミニチュア管を購入していろいろ試してみる。


 



五極管の増幅能力を調べるための基板を作った。シャーシはボリュームが付いて小さいプリアンプになっている。











これは終段エミッタに3mA流れて、出力がサイン波AC 0.3V(歪率6%)という惨憺たる結果が出ているところ。

 ゲインも1倍くらいでこれでは使い物にならない。



6J1Bが6本あるので同様な回路でチェックした。



 プレート電流が1mA、出力がサイン波AC 1.4V(歪率6%)という状況。
  























No.2とNo.3は壊れている。電流が流れないし、増幅度も無い。他は使えるのではないだろうか。




5702WBはどうかというと、基板のミスだったので修正してテストした。








素晴らしい増幅度だった。特性を調べた。



出力が大きいがノイズも多い。ゲインが42倍ある。


 6J1BのNo.4の特性も調べた。



素直ないい特性である。ゲインも40倍だ。


フラットアンプの方の三極管5744WBの動作テストと測定



このような回路で行なっている。











扱いが簡単で特性も良い。ゲインが小さいのでフラットアンプ向きである。イコライザーアンプを作るには
五極管が良いような気がする。



フラットアンプ基板が出来上がった。












特性はまあまあ、ゲインもちょうど良い。  



出力インピーダンスを考えるとこの回路がベストとなる。  



カソード接地  計算エラー

 PG帰還  44kΩ

 エミッタフォロア 1.5kΩ 

 カソードフォロア 900Ω

 となった。PG帰還で済めば簡素化できるが、ミニチュア管ではちょっと厳しい。



ヘッドホンアンプとして聴いてみるとノイズが無く、聴いたことのない素晴らしい音なので、 定数を変更して
しばらく音楽を楽しんでみる。

 終段に4mA流し、カップリングに330μFを使用している。




 30Ω負荷での特性を示す。








 イコライザーアンプの構成は無帰還、CR型にしてみる。トランジスタのバッファは入れておいて、無くてもいいか後で確かめる。




独立したアンプを4つ組んだところである。







プレート電流を確認した。正しく動作している。フィルター部をつければ完成する。



イコライザー基板が出来上がった。




測定中




歪率と周波数特性








ゲインが小さいので後でなんとかしよう。