負性インピーダンスHCAヘッドホンアンプII
と言っても少し改良を加えただけである。
2018.2 負性インピーダンスHCAヘッドホンアンプ
改良前の回路
最適な定数の帰還抵抗、Bカーブの入力VR、Hfeの大きくない出力トランジスタ、電流値の小さい選別した
定電流ダイオード、コールド端子が共通でも動作する電流正帰還回路など既にノウハウの塊と言って良い
ほどである。
出力インピーダンス
Zo=5.6Ωになっていたようである。
今回の回路と基板図
このように可変抵抗器でZoを調整できるようになる。
組み上がったので測定する。
このように500ΩVRに印をつけておく。400Ω、300Ωの印である。
測定結果
250Ωだと発振した。
電流正帰還をかけてゆくと特性が暴れてくる。
試聴はイヤホンと三つのヘッドホンで行った。
JVC HPーRX500
JVC HA S200
JVC XX (型番不詳)
後の二つは低音が被り気味に鳴る。
スティーリー・ダンのAJAでベースの音、ドラムの音を聴いてみたが、負性インピーダンスで特に良くなる
ことは無かった。
うまく制動がかからない。高域が荒れた感じがしただけである。
イヤホンでも低音がよく出るので、500Ωの位置でイヤホンで聴く事にした。