光電式カートリッジ専用イコライザーアンプIII
三作目はDSAudio社の資料に忠実に作ってみる。シミュレーターで両チャンネルを一度で描画する。
このように反転アンプ側にバッファを入れないと特性が同じにならない。この方法の他に左右とも正相アンプにして
最後にICで反転するという方法もある。
回路図と基板図を示す。
この回路のいいところは定数さえ合っていれば左右全く同じ周波数特性になるということだ。ゲインはおそらく調整が必要になる。
電源供給部を作って完成だがもう少し考察してみよう。
金田式の回路を見ると3本のLEDに62.8mA流れていることがわかる。この電流は68Ωの抵抗で調節する
ことができる。カートリッジの内部は不明なので電流が合うように推測した。
10Ωだと流れすぎになっている。
22Ωくらいが無難である。
バッファ部はFETに置き換えることができる。
オフセットが大きいので調節できるようにした方が良さそうである。
ICだけの場合はそれほど大きくはない。
データシートにオフセット調整の方法が書いてある。
このように改変すれば良いだろう。
うまくいったがICによっては方法が違うので注意が必要だ。