2022年版NEW HCAアンプ 

これが2016年に作った古いバージョン。これに高周波TRのドライバー段を追加する。










特性はあまり良くなかった。

 今回作ろうとしている回路






ノンスイッチングアンプである。なかなか精巧にできているのではないだろうか。



これを今から改造する。



40分くらい経過



ここまで来た。主要な部分をそのまま利用するのでその分作業が捗っている。

 DCメカを経てDCアンプまでたどり着いた。帰還には5pのCを入れているが安定に動作している。
まずシンプルなドライバー段無しの回路で特性を調べた。







アンプとしてわりとまともな特性になっている。


2段目を耐圧120VのA970に変えて±40Vの電源に繋いでみると電源がまたたいている(保護回路作動中)。
アイドリングを調整しながら再度試してみるとA970が破裂した。





A970を新しいものに載せ替えて±15Vに繋いでみるとこれも破裂した。




半導体を全部チェックする必要がありそうだ。

 案の定、初段のトランジスタも全部壊れていたので、作り直すためA970とC2240の選別を開始した。
幸いなことに使い切ってもまた通販で買えるので安心だ。




  シミュレーターで動作を見る。出力に大きな正弦波が現れている。







 ノンスイッチング動作を見る。マイナス側があまりよろしくない。






 
位相補正を調べてみた。5Pくらいで丁度よいだろう。





ドライバー段無しの電圧増幅段ができたのでテストしている。電源部との間に外付け保護回路を挟んでいる。
最初からこうすれば良かった。







どうやら上手くいったようである。

 完成写真



試聴中



ドライバー段無しでも十分満足できる音である。これはこれで完成とし、後で3SK85を入れて見ようと思う。