Dualgate MOS FETイコライザーアンプII






部品はあるようなので着手しておけばちょっとずつ進んで行く。




大きい部品を取り付けた。



電源メカの動作はOK。







 このような回路でできるか実験を行なった。うまく行けばプリアンプIII と同じ回路になる。ゲインが揃ってくるので扱いやすい。







後段アンプだけ組んでみたが、出力に信号が現れない。電源を切る瞬間には現れる。正しく組めているが発振している。
こういう発振はおそらく止められないので撤収することにした。





撤収後はJーFETの選別をしたり直流メカの組み立てなどの工程に入る。難しい所は無い。

東芝の誇るオーディオ用高gmJーFETの2SK170である。ローノイズの高級プリアンプを作るのに必要な石である。






初段差動アンプををこれで構成した。うまくいっている。




二段目には2SJ74BLを用いる。やはり高gmの石で今では貴重なものだ。動作時のgmを測定すると29.3mSである。



同じく東芝の2SJ104も高gmである。23.9mSだった。こちらは高耐圧なのでパワーアンプにも使える。





二段目の電流も適正値に収まった。




  これで電圧増幅段が完成した。



ゲイン100のフラットアンプの部分が出来上がった。動作を確認する。






問題なさそうなのでイコライジングCRとバッファを付けて完成させる。Cにスチコンを使っているが、マイカでも積層セラミックでも
音については大丈夫である。








前に3SK103で作ったのと似た特性になっている。


完成写真




前段アンプのオフセットとアイドリングを見て、正常動作であることを確かめてからメインシステムで鳴らしている。
前段アンプがDCアンプのままでも安定性が良い。電源はマイクロUSBでもいいし、充電池一個でも良い。



Dualgate MOS フラットアンプとイコライザーで聴くアナログレコードほどいいものは無いと思う。しかもこれは
明らかに未体験の音がしている。