パワーアンプ III K180シングルアンプ
ここから上條信一氏のアンプを2作続けて製作する。定電流回路はシンプルなものにした。J109とC3881は
オリジナル通りに用意した。
パワーアンプ III に組み込んだところ。電源電圧もちょうどいい。
4.5mA定電流ダイオード一本のとき。
まだ歪が多い。
ダイオード2本のとき。
二次歪だけになっている。オフセットは無調整で20mVとなっている。
問題点の解決に一日かかったがやっと音が聴けるところまで来た。
問題点とはアドリングとオフセットが安定して動作するところまで来ていながら音楽信号を入力するとオフセットが2V位になり
保護回路が作動することである。発振のような気がするが何とか止めなければならない。
変更点
@出力にZOBEL挿入
A初段FETのゲートに1kΩの抵抗を直列に入れる
BK180のゲートに150Ωを直列に入れる
CC1815のベースとー24Vの間にZOBELを挿入する
D帰還抵抗に10pを並列に入れる
ここまでやって駄目だったが
E初段をgmの小さいJ103に変更
これで安定に動作するようになった。全部やらなくても@DEで大丈夫である。
回路図
メインシステムに入れて音を確認した。
音の滑らかさ、交じり気のなさはダントツ一位、低域は改良の余地ありという結果となった。
過電流保護回路の定数を変更して3.5Aで動作するようにした。
テストピンをショートして動作を確認する。
3.5Aで確実に動作するかはまだわからない。
定電流ダイオードを3つにしてアイドリングを増やす。
1.7Aになった。
このように低歪になる。
両ch1.3Aに調整して完成とした。
安心して聴けるように冷却ファンを導入した。