パワーアンプ II SIT パワーアンプ
K180アンプを作ってみて見えてきたのはより大きなケースに6個の電源を入れれば100Wに近づけるのではという可能性である。
シャーシ、電源合わせただけで5万円くらいになるので3ヶ月後くらいを目標に進めて行く。まず保護回路を作りながら検討して行く。
過電流検出は実際のテストが難しいので検出端子を接地して動作を見た。
LEDが点灯したところ。出力電圧が変化している。
DCオフセット検出回路も搭載する。±0.6V以上で動作するので乾電池を使って確かめる。LEDが点灯したところ。
今回は耐圧が気になるのでUHCーMOSではなくK1520、J200を使ってみた。
回路はこのようになる。
注文したケースが届いた。タカチ電機工業のHYー149ー43ー33BBである。自重は5.1kgありどっしりと重いが電源部
が軽いので持ち運び易いアンプになるだろう。
ケース加工は辛い労働だが、休日に一頑張りするのか、日々コツコツやって行くのか、まあどちらかになるだろう。
一方、基板の方はほぼ出来上がっている。終段を2段ダーリントンにして、位相補正Cの耐圧を高いものに変更する。
ケースを組み立てるとこの様な大きさになった。
スイッチング電源は6個入れる予定だが、8個入れるような状況も想定しておく。そう考えるとかなり余裕がある。
全部やろうとすると目が回るので、今日はここまで作業した
底板にネジが見えるように穴を開ける。これにより側板がすぐ外せるようになる。
いよいよネジ切り
案外簡単にできた。
全部の穴あけが終了。保護回路は背面パネルに配置した。
電源はこれから注文するので続きは来週になるだろう。
電源ユニットが届くまでもう少し進めておく。紙に作図したものを合わせてみる。これで良さそうだ。
線材はAWG18のものを使う。
いつも通りトリコロールから始める。
このようになる。とてもシンプルだ。
電源ユニットが到着した。
5mmのビスで取り付ける。
電源トラブルは怖いので絶対抜けないように配線する。
全機点灯した。
残りのワイヤリングを行った。
電圧の生成を確認する。
保護回路の出力電圧も確認する。
基板は抵抗値とTRとCの耐圧を考慮して部品交換した。アイドリング、オフセットとも安定している。
側板を立てても今回は問題はない。
測定は後回しにして音楽を聴いてみる。ハンマーで叩きつけるような音がしている。
この状態で小型スピーカーが快調に鳴っている。凄い迫力だ。
歪率測定を3回トライしたがあまりいいデータは取れなかった。3Aのヒューズが二本焼損した。
メインシステムに据えて音を聴いてみる。
実際できてみると音の粒立ち、低音のしまり、その他素晴らしいものとなった。HMA-9500IIよりも好みの音である。もう当分は
メインシステムの核として君臨することになる。