6C19P OTLアンプ
いよいよ作り始める。6C19Pは10本入手した。
選別してみると3ペアが取れた。4ペアでないとパラプッシュプルは難しい。
今回は電圧増幅段を組み込む。いろいろな案がある。
このような回路で伝達特性を見る。
EL34の三結と比べるとgmが小さい。より大きいドライブ電圧が必要だ。それにバイアスが深い。
回路はJ-FETの差動アンプがいいと思う。シャントレギュレーターとパワーツェナー回路を採用した。実験の結果このような定数となった。
初めて動作したところ。
安定度を確認したので出力を測定した。
パラプッシュプルでも測定した。
全部挿したところ。暫くはシングルプッシュプルで運用する。
ふんわりと鳴り、オケが濁らない。OTLアンプ共通の音だ。GaN FETアンプと
よく似ている。スピーカーは16Ωフルレンジを使っている。
動作点の様子はこのように推測できる。
信号電流と出力の関係をシミュレーターで見ておいた。計算は合っているようだ。
6BQ5とEL34でこのような芸当が可能か調べてみる。
0バイアスまでだとこんな出力になってしまう。やはりマッチングトランスありきで考えた方が良さそうである。
バイアス用のTRをシャーシに取りつけて放熱出来るようにする。ヒーター回路は取り外して、ダイレクトにDC電源に
接続する。又初段FETを選別しなおして、DCアンプに変更した。大改造だがこれで長時間の運用が可能になる。