ポケットアンプ9
今までの2.54mmピッチ基板から2mmピッチ基板に変える。より複雑な回路が組めるようになった。今回は
K1529、J200の終段で上條式クロスシャント増幅段を試す。コネクタも2.5mmピッチのXHコネクタから2mmの
PHコネクタに変更する。
コンセプトは上條氏の最後の大型アンプのミニチュア化で、トランスリニアバイアスによるノンスイッ
チング動作を違う方法で実現している。
組んでみたが調整できない。後に判明したが初段FETのドレインの接続先が間違っていた。
なかなかうまくゆかないのでコンパクトアンプA4の終段を入れ替えて音を聴いてみることにした。両方の石で
特性をとってみた。やってみるとこちらはすんなりと稼働した。
音はまあまあで特筆するほど良くは無い。
終段をK1056/J160に替えてもう少し検討する。裸ゲインを確保するためソースにレベルシフトダイオード
を入れる。トランジスタの一部をスイッチングダイオードに変更してみた。なんだかまだ変な電圧が出て動作しない。
今度はうまく調整できた。結局初段に15mAも流れていたのはダイオードとTRのVbe関係の問題でペアトランジスタに戻したら
あっさり解決した。まだ電流の上下のアンバランスがある。
特性は一応取ることができた。