K180 SEPPアンプ

   K180はヤマハのB1に使われているK77と大体同じ定格の大型SITだ。これでSEPPアンプを作り音を
確かめてみる。






HEN110620Bにアルミアングルを組み込む。放熱シートはシリコンラバーシートで自作した。





  このようなテスト基板で特性を調べる。自己バイアスによりドレイン電流とVgsが決まる。





    30Vで Id=6.1mA、Vgs=6.1Vとなった。レベルシフト用MOSはIRFU9024NPBFだと
4個でいいかもしれない。


  J18と違ってK180はDCA75カーブトレーサーで測定できたので6個中2ペアとることができた。
残りの2個で実験回路を組む。





回路


  低電圧バージョン




   MOS-FETは3個で調整できた。高電圧の時は4個にする。



  J18とK180のSEPPアンプ。大きさの違いがわかる。



   ±40Vの電源でアイドリング50mAで運用中。アイドリングは全く変化しない。音は期待通りで
結構凄みがありながら繊細で空気感も出る。最高位と言っていいアンプだ。

(つづく)