改造して楽しむ
Chumoy系のアンプに飽きてきたら部品を追加して遊んでみるのもいい。
単純化したこの回路で動作を調べてみる。バイパスになっているC級バッファがカットオフしているときは47Ωを介して
オペアンプだけが負荷をドライブしている。
C級バッファ段がオンになると途端にオペアンプから電流が流れにくくなる。負荷のインピーダンスが増加したかの
ように見える。ブルーはバイパスが無いときのオペアンプからの電流の特性である。
B点から帰還を掛けた方が特性が良くなるので実際はそうする。
実機の特性を調べてみると最大出力の増加はなかった。電流出力アンプでないとこの方式は無理だろう。
Chumoy系のアンプに飽きてきたらヤマハのリニアダンピング回路を組み込んでみるのもいい。
出力インピーダンスを下げるのに有効な方法だ。
Zoが元々低かったので今回はパス。
電流帰還アンプを改造。
エミッタ抵抗を除去して定電流ダイオードとCを入れ、多重帰還にするだけである。音質的にはバイポーラ素子が
全く違う素子になったかのような変化だ。
Chumoy系のアンプに飽きてきたらSimple
AB級バッファを組み込むのもいい。かなり優秀なノンスイッチング
アンプに変身する。これは金田式電流伝送方式を採用しているので必ず送り出し側に4.7kΩの抵抗を仕込んで
置かなければならない。
音がやわらかく情報量の多い出色のアンプがとっても簡単に出来上がった。
(つづく)