FETバッファの研究

 ヘッドホンアンプで使えそうなFETバッファを調べる。



最もシンプルなJ-FETバッファ。





  これがあれば理想的なのだがすでに市場にはない。


 これで代用できるだろうか。







  とれる出力はそれほどでもないが歪の感じがなかなかよい。5・7次歪が少ないところも良い。


K213 / J76





  これならわりと近い。これでいいのじゃないだろうか。

  


  4パラのバッファを採用しDyna-GBF-FETのようなアンプを作るための準備。

  測定した。



  25mAくらいまで見てみる。
  


  残りは5ポイントのみの測定とした。測定後グループ分け。















  測定した。実際の電圧、電流の符号は−だが便宜上+で描画した。


















  出力段の特性









  これは凄い。だが謎だらけだ。


  増えた奇数次歪みは弱い電源のため、大きな二次歪みはバイアスの不均衡のためと判明。
回路を変更し±20Vの大型電源を使う。

  バイアス調整前



  調整後








  この石は結構歪が大きいので4パラは有効。またバイアスの調整は必須かも。