今日はバイポーラの日
朝からLM3886をつないで聴いてみた。この音にスイッチング歪が含まれていると考えると、なんとなくそれらしい
ものが感じられる。大きなエミッタ抵抗がありノンスイッチング回路を持たないB級アンプだから測定法がわからなくても
あることだけはわかるのである。
バイポーラA級アンプはスイッチング歪はないが奇数次歪を含むはずである。MOS−FETアンプは石によっては
両方とも無い。
音色をもたらすのは高調波歪、超高域歪のほかにスイッチング歪も考えておかねばならなかった。
バイポーラ完全対称をウォーミングアップ後に聴く。
エミッタ抵抗は無いがこれもスイッチング歪、クロスオーバー歪を含むだろう。これは抜けがよく十分美音だ。金田式
だと楽器の音が鮮明になる。
今日はあまり使っていないスケルトン3(MOS−FET D−NFB)を楽しんでみた。
V−FETを聴いてきた耳だとMOSはMOSくさいのだが、これはMOSの最高峰といってもよいかもしれない。かっちり
した音で音場感は最高である。スティーブ・ライヒを聴くとなかなか素晴らしかった。
バイポーラ出力段を調べる。
このままでも音が聴けるので聴いてみる。この段階で音のよい石とそうでない石とがあるのだろうか。いままでの
経験ではそれは少しあるような気がする。この石は聴きやすいほうの石だ。
奇数次歪が湧いてくるところが見れる。アイドリングが途中から増加するので特性は直線にならない。
エピタキシャルの石を見る。バイポーラは似たような特性になるがこれは歪がやや多い。
参考 MOSは二次歪が多く、高次歪が少ない。
結論 バイポーラは高次歪を比較的多く含むのでなんらかの対策が必要。
バイポーラアンプを測定してみた。