息抜き窓方式
ドアがバタンと閉まることがある。その部屋の窓が開いていることを忘れている
からである。部屋の容積は31000L、窓の開口面積はドアの3分の一くらいである。
閉める速度は1Hzで密閉室の場合、もうこの帯域から背圧がかかっているのである。
窓を開けると背圧がかからず、閉めると背圧がかかる。さらに閉めにくくするには、
ポートをつければ良い。
これがヘルムホルツ式ドアダンパーである。
箱型エンクロージャーでコーンに背圧をかけないためにはエンクロージャーに窓を
開けて、あとは何らかの方法でポート共鳴をさせなければよい。
12cmフルレンジで、直径3cmのほどの穴を3〜4個あけ、辺縁にテーパーをつくって
肉薄にしておく。
実験結果
穴を3個にして、薄いベニヤを採用。吸音材はいれている。
ものすごく変わった音がする。製品でも見掛けないし多分実用性はあまりないのであろう。
ポート共鳴でない他の共鳴があるのではないだろうか。(がらんどう共鳴?)