逆ホーン
電磁制動アンプをつないで電流を見ています。
foにおいて電流値が-14.1dBとなり電磁制動がかかっています(fig.2)。
電流正帰還をかけると速度特性のQが3dB下がります。見かけ上電磁制動が
-17.1dBに増加したようにも見えます(fig.3)。
逆ホーン装着
1 逆ホーンなので背圧がほとんどかかっていないことがわかる。(fs 110−>118Hz)
バスレフでは183Hzまで上がっている。
2 谷の深さが−14.1dBから−12.2dBになったということは、空気制動が−2dBほど
かかったと考えられる(fig.2,fig.6)。また、一番低域の谷は消えている。
3 電磁制動は速度ピークのスカベンジャーで、すべてのピークを電圧フラットのレベルまで
実働状態で下げている(速度フラットではない)。
だからもしピークがあったとしてもさほどの問題はないのである(電磁制動をかけるつもりならば)。
4 負性インピーダンスでは速度ピークをさらに下げることができる。谷が深くなっているが、
そのぶんQを下げているのである。この場合電磁制動のときよりさらに3.3dB下げている。
(fig.6, fig.7)
5 空気制動のかかっている帯域では、電磁制動アンプの場合は駆動力が増している。
6 これは共鳴管としても動作している様子が窺われるが、吸音材によって簡単に抑えられている。
背圧について
もし密閉箱にした場合7.8Lにするとほぼ同じ背圧上昇になる。
周波数特性と過渡特性